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ソフト闇金に関する相談の現状-適切な対応が早期解決の決め手です-|闇金情報ブログ
投稿日:2018.10.12
最新更新日:2018.10.26
相談員
ソフト闇金に関する相談の現状-適切な対応が早期解決の決め手です-
目次
※本記事は2017年3月に公開した記事を2018年の最新手口に合わせて加筆修正したものです。
相談員の横田です。
ソフト闇金被害に関する相談が増加の一途をたどっています。
近年のソフト闇金手口は,LINEを多用する等,従来と異なる手口を用いていることから,弁護士や司法書士の対応が後手にまわることが多いようです。
そうした中,当事務所ではソフト闇金の最新手口に随時対応していち早く相談の受付及び被害解決にあたり,業者の実態把握に努めて参りました。
そこで今回は,これまでの相談実績を活かしてソフト闇金被害の相談例と対応結果,早期解決の方法,即日解決可能な具体例等をご紹介しようと思います。
ソフト闇金の手口に関する詳しい内容については「ソフト闇金の最新手口―LINEでの取立て事例も紹介!」をご参照下さい。
ソフト闇金被害の相談事例と対応結果
ソフト闇金は,「ソフト」と言いつつも犯罪者であることに変わりはありません。 通常の闇金と同様,粗暴な一面を持っています。 以下では相談の多い典型的な被害例及び解決例をご紹介します。脅迫的言辞のメールを送りつけられた被害例
以下は丁寧で低姿勢な態度だったソフト闇金業者が急に態度を豹変させたメール内容です。
お前のこと全部調べ上げたわ
連絡なかったら勤め先,身内親族周り全部に連絡入れてお前ん家回収いくから
10倍~20倍の金額取り立てるから頑張って用意しとけよ
居留守なんぞ使ったら,お前の情報と顔写真入り特製ビラを近所親族勤め先周り全部にバラ撒いとくから
お前の口座は凍結させるから
お前が逃げたら,お前の身内親族全部追い込みかけるから
徹底的に追い込んでやるから
ただで済むと思うなよ
腹くくっとけ
上記は定型文として使い回されているもののようであり,多数の被害者に対してほぼ同様の文面のメールが送られてきています。
内容は威圧的・脅迫的であり,とてもソフトとは言えません。
「家に回収に行く」「近所にビラを撒く」など,直接誰かが家に来るかもしれないという恐怖心を与えるような文面です。
この業者は返済日に連絡が少し遅くなってしまっただけですぐにこのようなメッセージを送ってきたようです。
また,この業者は返済の方法は口座振込ではなくレターパックで現金を郵送させるというものでした。
郵送先となっていた住所は東京都内であったため,東京近郊にお住まいの方の場合,本当に家に来るんじゃないかと大きな不安を抱くかもしれません。
実際に,このメールを受けた被害者の方は,上記のような不安を感じて当事務所にご相談いただいたようです。
ところが,当事務所が介入したところ,このソフト闇金は直ちに本人への電話などはやめ,その後すぐに問題解決に至りました。
したがって,メールの脅しにあったような「家に回収に来る」「ビラをばらまかれる」「口座を凍結される」「身内や親族に追い込みがはいる」というようなことも一切ありませんでした。
ソフト闇金被害では,このような平和的解決の割合が非常に高いです。
被害者の方を追い込んでいるときにはヤクザのように激しく怒鳴り上げる業者でも,当事務所が介入すると淡々と和解に応じることが圧倒的多数なのです。
なお,ソフト闇金業者は,LINE上で今後取立を行わない旨を回答してくることが多くあります。

顔写真等を悪用される被害例
LINEを用いるソフト闇金を中心に,顔写真などを拡散すると脅されたという相談が急増しています。 これは取引開始前に要求されることが多く,お金を貸すための条件として身分証明書の顔写真とは別に自分の顔を自撮りさせ,LINEで画像を送らされます。 顔だけならまだしも,「金は必ず返します」と手書きした紙を持った顔写真を送れと要求したり,裸の写真を送らされるといった,卑劣な要求をしてくるソフト闇金も少なからずいます。 主婦や若年の女性の被害者が特に多く,いざ返済しないなら恥ずかしい写真を旦那に送り付けるとか,SNSで拡散するなどの脅迫をしてくるのです。 SNSを使う闇金ならではのやり口とも言えます。 画像を要求する目的は単なる脅しのためという側面が強いもので,実際にこれを拡散したところで結局お金の回収にはそれほど役に立つものではありません。 したがって,実際に拡散されてしまう被害はあまり多くありませんが,被害者としては恐怖心のあまりなかなか相談ができないようです。 しかし,この手の相談で実際に画像が拡散されてしまうことはほぼありません。 司法書士の介入後は,平和的に解決できることがほとんどなのです。 これはなぜかというと,画像を使った脅しは単なる脅しに過ぎず,拡散したところで回収につながるものではないということをソフト闇金も十分認識しているからであると思われます。 実際に,当事務所が介入した事案で裸の写真をTwitterやInstagram上で拡散された例は今のところ1件もありません。司法書士や弁護士に相談すると大変なことになると脅された被害例
よっぽど司法書士や弁護士には依頼されたくないのか,一部のソフト闇金は取引開始時に次のような取引条件を送ってくることがあります。
注意事項ですが,連絡なしや,第三者の介入(警察.弁護士.司法書士.その他)などありますと,関係各所及び調査済みの方々全てに事情を説明した上で返済協力要請を*即日*致しますのでご注意下さい。
申込時の本人照合用の顔写真に返済を促す文言を入れて自宅付近,職場近辺に同市内在住の当社債務者がバイトで電柱に大量に貼りに行きますので絶対に不義理の無いよう約束は厳守して下さい。 Facebook友人の方々にも同様の写真付きメール行きますので。友人アドレスはコピー済みです。 注意事項納得されましたら送金手続き入りますのでお返事下さい。 宜しいですか?ソフト闇金解決の適切な方法は?
これまではソフト闇金の典型的な相談例と解決例をご紹介してきました。 しかし,どうやって手を引かせるのかについてまだ疑問に感じる方もおられるでしょう。 そこで,ここからは当事務所の考えるソフト闇金被害の適切な解決方法をご紹介します。 当事務所では,ソフト闇金に関する対応経験からただちに手を引かせるための彼らの落とし方を日々研究しています。 これはやはり相手の弱点をしっかりと把握してそこを狙うというのが基本になってきます。 何度も申し上げているとおりソフト闇金とはいえ実態は悪質な犯罪者集団なのですから,一般の消費者金融を相手にする和解交渉とは根本的に違った攻め方をしなければなりません。 では,ソフト闇金の弱点とはどういったところなのでしょうか。逮捕リスクを匂わせるのは無意味
一般に,闇金は警察による検挙を恐れていると思われています。 そういった情報を知ってのことか,「刑事告発したい」「警察に逮捕させたい」という相談を受けることも多くあります。 しかし,これは誤りです。 実際にはたとえ警察から闇金に電話を入れたとしてもあまり焦りを感じない闇金が多いです。 なぜなら,警察は所在不明でかつ被害が少額なソフト闇金事犯を真面目に検挙しようとは考えておらず,業者側もそのように考えて安心しきっているからです。 ホームページを大々的に公開して営業しているソフト闇金業者をみても,とても検挙を恐れているようには感じられません。 このようなホームページの存在は警察も認識しているはずですが,そこから足がついたという話もほとんど聞きません。 検挙されないよう日頃から万全の体制はとっているのでしょうが(例えば,ソフト闇金はHPのサーバーを海外に置いています),弁護士や司法書士と関わることで逮捕リスクが増すという意識はそれほど高くないといえるでしょう。やっぱり銀行口座が弱点
では,ソフト闇金に対する抑止力はなにかというと,やはりそれは銀行口座の凍結です。 業者によっては「口座は消耗品だから凍結されてもいい」等と嘯くことがありますが,そんなことはありません。 口座が凍結されてしまうと,- 再調達コストがかかる
- 凍結口座に入っていた残高の引き出しができなくなる
なお,口座やキャッシュカードの譲渡は犯罪です。
詳細は「闇金に対する口座売買・譲渡は何罪にあたる?逮捕リスクはどれくらいか」をお読みください。
弁護士や司法書士は,金融機関に対して口座凍結を要請することができるので(振り込め詐欺救済法3条1項参照),ソフト闇金の心理としては,真っ向から対立することになると必ず口座を一つ失うというリスクが頭に浮かぶことになります。
闇金問題を専門的に扱う事務所だとその運用も整っているため,取立てをやめなければ今すぐ口座が止まるぞという圧力もかけやすい環境です。
実際に凍結させる案件についても金融機関に迅速に対応してもらうことができる場合がほとんどです。早い対応の金融機関だと,口座凍結の要請をすると30分もせずに凍結されることすらあります。
業者としてはそういった不利益は極力さけたいので,迅速な口座凍結をちらつかせることで早期解決は十分可能なのです。
口座も携帯番号もない場合の対処法
とはいえ,最近では口座凍結に対するソフト闇金側の対策として,口座を使わない手口も増えてきました。 例としては,上記相談例で挙げたレターパックを使う手口やアマゾンギフト券を使う手口があります。 もっとも,これらの手口に対しても適切な対処法はあり,この手の被害も必ず解決はできます。 一例を挙げておくと,レターパックを使う手口に対しては,私設私書箱と電話連絡をとったり,文書を送ったり,直接乗り込むことにより私書箱運営業者に圧力をかけ,ソフト闇金の営業や回収行動を困難にさせることにより解決への道筋をつけています(このブログでは私設私書箱へ乗り込む様子の写真などもアップしています)。 ソフト闇金被害への対応は,粘り強い対応に加え,日々進化していく手口に対する効果的な対策の工夫が求められます。 当事務所では,妥協なき徹底した対応をとるため,ソフト闇金の手口を日々研究し,業者側の弱点を利用して早期解決を図っているのです。相談によりソフト闇金被害を即日解決できる具体例
これまでで,ソフト闇金の問題は適切な措置を講じることができる司法書士や弁護士に相談することで十分に解決可能だということがご理解いただけたのではないかと思います。 しかし,相談希望の方にとって最も関心のある事項は,「相談により即日解決できるかどうか」であると思われます。 これは当然の要望です。 なぜなら,即日ではなく解決に日数がかかるということは,相談後も数日間は闇金被害に悩まされ続けるという可能性を含んでいるといえるからです。 そこで,今回は即日解決可能な具体例を以下に公開します。 ただし,以下の記載はあくまでこれまでの実績を元にしたものであり,即日解決を保証するものではありませんのでその点はご理解ください。過去の実績より円満な解決が確定している
通常の闇金被害の場合,過去の実績を確認することが困難であることが多いです。 なぜなら,闇金は屋号や氏名を常に変更し,それに伴い電話番号も変更することが一般的であるため,その業者が過去にも介入実績のある業者だと特定することができないからです(推認できることはありますが,特定にまでは至りません)。 一方ソフト闇金の場合は,以下のソフト闇金一覧で紹介しているとおり一定期間は同一屋号で営業していることが多いため,特定が容易です。 したがって,ソフト闇金の場合は過去の実績を参照することによりどういった解決が図られてきたかを調べることが可能です。 そして,調べた結果介入実績が多数あり,かつ,その業者とは交渉が決裂したことがない場合は,即日解決率はほぼ100%となります。 ただし,通常の取引形態とはあまりに乖離した取引をしている場合(例えば,数十万円を借り入れて一度も返済していない等)には別途検討が必要になります。悪質性区分★★以下
もっと具体的に!と言われそうなので,更に明確な指標を公開します。 それは,当サイトで表示している各ソフト闇金業者の悪質性区分です。闇金の悪質性区分は「闇金リスト」で公開しています
悪質性区分は★★★★★~★★までを公開の対象としており,★の数が少なくなるほど悪質性が下がっていきます。
そして,★★★が中間的な悪質性でよくも悪くも普通の闇金を示し,★★は,少なくとも円満な話し合いが可能な闇金を示しています。
したがって,★★以下に区分している闇金であれば,即日解決率はかなり高いといえます。
本当はこれも100%近い即日解決率といいたいところですが,★★に区分した闇金はかなりの数にのぼり,中には数回しか介入実績がない業者もありますから,率として示すのは控えさせていただきます。
なお,★の区分については非公開としていますので,HP上で確認できないだけでなく,相談電話やお問い合わせをいただいても回答できません。これはなぜかといいますと,★区分の闇金を公開すると,その闇金と積極的に連絡を取って借入をしてしまう方が出る恐れがあるからです。
司法書士への相談でスムーズかつ安全な解決を!

相談実績のある主なソフト闇金一覧
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