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闇金に個人情報を送ることの危険性|闇金情報ブログ
投稿日:2018.02.11
最新更新日:2018.02.09
相談員
闇金に個人情報を送ることの危険性
相談員の横田です。
闇金1社だけ申し込んだところ,多数の闇金から融資案内が届くようになったということがよくあります。
闇金は業者間で顧客情報を共有している場合が非常に多く,1社だけ申し込むと他数十~百社に個人情報が出回る可能性が高いです。
闇金への個人情報の送信は予想以上の危険を招いてしまう場合があります。
もちろん闇金には申込みをしないようにするのが一番なのですが,すでに連絡先などの情報を送ってしまった場合,あまり楽観的に考えず相当に警戒を強めておかなければなりません。
以下にご紹介するように様々な危険があるのです。
融資申込みサイトは言うまでもなく危険
このブログでも以前掲載した「日本多重債務者貸金組合」は,違法業者の運営する一括融資申込みサイトで,ここの申込みフォームから個人情報を送信すると,ほぼ毎日闇金業者からの融資勧誘が来るようになります。
HPには,約50社の登録業者があると書かれています。これはすべてが闇金業者なわけですが,HPには闇金や違法業者などとは一切書かれていず,むしろ「いわくつき業者はすべて排除しています」との記載があります。
実際のところ,私たちから見るとこれまでも悪質な手口を用いていた闇金業者が多数含まれているようで,中には本ブログでも悪質度5(最大)に分類できるような闇金もいくつか含まれています。
また,悪質度5の闇金と同一グループの闇金は多数含まれているため,その闇金業者と取引をしていると他の悪質性の強い闇金から勧誘が来たり,一度もやり取りをしたことのない闇金から一方的にお金が振り込まれてくるいわゆる押し貸し被害に遭ってしまうことがよくあります。
この日本多重債務者貸金組合のように,闇金などとは一切書かれていなくて,いかにも正規の貸金業者のように見える融資申込みサイトは多数存在していますので,そういったサイトからの個人情報の送信は余程注意しておかなければなりません。
ソフト闇金HPから個人情報を送信するのは危険
自社ホームページでソフト闇金を掲げて営業する闇金はそのほとんどがグループで運営されています。
そうと闇金のホームページがはたくさんあり,かなりの数の業者数があるようですが,系列グループ単位でいうと実はそれほど数は多くです。
これらは顧客情報は当然に共有されていて,どれか1つ申込むと他業者からの勧誘がいろいろと来るようになります。
また,審査の際に他からの借入れがあるようだが、と言われることもよくあります。
そしてソフト闇金を称する業者の一派には,非常に悪質性の強い業者と繋がっているところもかなりあります。
そのソフト闇金自体は親切で,遅れても脅されたりすることなく何とか無事に完済できたが,完済後に他の090金融からの勧誘を受けたのでそこと取引を始めたところ,今度の闇金からは徹底的な嫌がらせを受けたといった例が多数あります。
また,新たに借入れをしたわけではないのに,非常に悪質な架空請求を受けてしまったという被害例もかなりあります。
ソフト闇金のホームページから申込みをすることは,実際は何十社もの悪質闇金業者,違法な債権回収業者へ情報を流すことになってしまうのだということを認識しておかなければなりません。
名簿による深刻な架空請求の二次被害
闇金や詐欺業者は,必ずターゲットを絞って顧客を獲得するものであり,特にこれまで闇金から借りたことのある人や詐欺被害に遭ったことのある人の情報は価値の高いものとして出回ります。
特に顕著なのが,闇金被害者を食い物にする架空請求の被害です。
被害者のリストには,連絡先や勤務先はもちろん,これまで闇金とどれくらい取引をしていたか,その際弁護士や司法書士に依頼したか,場合によっては何という闇金と取引をしていたのかといった詳細な内容まで記録されていることもあります。
このような情報をもとに,必要に応じてより詳細な情報を聞き出して架空請求をすることが多いです。
典型的な手口としては,勤務先にいきなり電話をかけ,以前取引していた業者から債権を譲り受けたと称して取立てをするものがあります。
こういった手口の業者は恐喝により利益を得ているわけなので,支払わせるための嫌がらせはたいへん過酷なものとなります。
カード会社などから顧客情報が流出し架空請求業者にリストとして出回った可能性があるという問題が時々聞かれますが,カードローンなどの普通の利用者と比べて闇金から借り入れたことのある方は,他の闇金や詐欺業者,架空請求業者からの着信・Eメール・DMが来る数が桁違いなのです。
一度目をつけられるととても厄介なので,絶対に折返しの連絡などしてはいけません。
電話番号・メールアドレスの変更をまずやりましょう
このような個人情報の拡散については,電話番号やメールアドレスの変更によってほとんどの場合が解決します。
逆にいうと,闇金との取引が終了したとしても,これらの対処をしなければ延々取立て被害のリスクがつきまとうことになってしまいます。
確かに連絡先の変更はいろいろと面倒だとは思いますが,それ以上の面倒に巻き込まれてしまう前に対策をとっておくほうが良いでしょう。
本人との連絡がつきづらくすることで,違法業者側の持っている個人情報の価値をできるかぎり下げるようにすれば,犯罪者の食い物にされる危険性も低くなっていきます。
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