【ニュース・報道】沖縄の「トクリュウ」実行役の一人が起訴内容を認める

公開日:2024/06/21更新日:2024/06/21

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【ニュース・報道】沖縄の「トクリュウ」実行役の一人が起訴内容を認める

無登録で貸金業、法定金利を超えて貸し付け ヤミ金グループ実行役の一人、起訴内容を認める 那覇地裁

 無登録で貸金業を営み、法定金利を超えて貸し付けたとして、出資法違反と貸金業法違反の罪に問われたうるま市の飲食店経営の被告(36)の初公判が18日、那覇地裁(安原和臣裁判官)であった。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 被告は匿名・流動型犯罪集団「トクリュウ」に分類される県内のヤミ金グループ実行役の一人。 検察側は冒頭陳述で、2021年12月から22年2月にかけて、10人に77万円を貸し付け、利息45万円余りを受け取ったと明らかにした。グループは警察の摘発を逃れるため、拠点を転々とし、メンバーは互いを偽名で呼び合ったり、貸金回収の催促で使い捨てスマートフォンを用いたりした。

 被告ら実行役には貸し付けのノルマが課され、達成できなければ出勤時間が早まり、深夜まで業務をさせられたという。貸し付けが多い者には「ボーナス」も支払われた。

 被告らが昨年5月、カンボジアに潜伏中の指示役へ1億円分のドル紙幣を運搬していたことから、県警は指示役が海外に潜伏し続けているとみて捜査している。

引用元:沖縄タイムスWEBサイト2024年6月19日 9:11配信

トクリュウとされる闇金グループの逮捕ニュースに新たな進展あり

以前当事務所で紹介した匿名・流動型犯罪集団「トクリュウ」とされる闇金グループが逮捕された件に関して、実行役の一人が起訴内容を認めたとの報道がありました。

指示役とみられるものは海外に潜伏しているとされています。世間では特殊詐欺や闇バイトなどの指示役が海外で逮捕されたという報道を目にすることも多くなっています。

指示役は海外潜伏し逮捕されるのは末端の者、さらには被害者も

このように指示役は海外に潜伏して逮捕されず、末端の者だけが逮捕されることがよくあります。
さらには、被害者が逮捕されるということさえあります。

闇金との取引は年利数千%に及ぶ利率になることがほとんどであり、いずれは返済ができなくなります。
そして支払いができなくなった際に相談すると「利息の支払いの代わりに口座を開設してキャッシュカードを送れ」などと言われることがありますが、キャッシュカードを送った被害者側も逮捕されてしまう恐れがあるのです。これは絶対にしてはいけません。

現在の闇金被害は、手口が複雑・巧妙化しているため、被害者のかたがひとりで悩んでいると問題の解決ができないことがあります。闇金と取引中のかたは司法書士や弁護士などの専門家に相談していただくことをおすすめします。

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