YAMIKIN LIST
闇⾦リスト
ソフト闇金あいきんの手口や危険性に関する情報|闇⾦リスト
最終更新⽇2020.07.21
投稿⽇2020.07.24
自称ソフト闇金
悪質度2 ★★ (低め)
ソフト闇金あいきんの手口や危険性に関する情報
目次
ソフト闇金あいきんに関する情報
業者名 | ソフト闇金あいきん |
種別 | |
電話番号 | 不詳 |
住所 | 不詳 |
ホームページURL | https://aikinsoft.com/ |
詐称登録番号 | なし |
⼿法 |
・ソフト闇金を掲げたウェブサイトで融資勧誘を行い,HP内のフォームから個人情報を入力させ融資の申込みをさせる。 ・HPによると7日間で2割,10日で3割の利息と一律3000円の手数料が先引きされて振り込まれることになっている。しかし正確な計算によると,最大で8割ほどに及ぶ場合がある。 ・フォームから収集した個人情報を他のソフト闇金などへ流すことがある。 |

7日間で2割,10日間で3割は本当か?
まずはソフト闇金あいきんの取引内容を見てみましょう。HP内に書かれている取引の一例を以下に掲げます。
- 7日間返済プラン:利息4000円と手数料3000円が先引きされ,1万3000円のみ振り込まれる。
- 10日間返済プラン:利息6000円と手数料3000円が先引きされ,1万1000円のみ振り込まれる。
- 7日後または10日後に2万円を一括で返済する。一括で返済できない場合は利息だけを入金し,返済期限を延ばす。
融資額2万円で申し込んだ場合―――
上記の内容で計算すると,どれくらいの利息なのでしょうか。
まず,上記融資内容中の「手数料」は利息制限法によって利息とみなされます。また,先引きされた場合には先引きされた後の実際に振り込まれる金額が元本です。
つまり,1万3000円の元本について合計7000円の利息で7日後に返済,1万1000円の元本について合計9000円の利息で10日後に返済,という内容になります。
利息はそれぞれ,7日間で約5割4分,10日間で約8割2分という割合です。
これらを年利に換算すると約2807%,約2986%にそれぞれ相当し,貸金業者に対する法定上限の140~150倍の割合になります。
この利率は一般の消費者金融などとはまったく比較になりませんし,闇金業者の中でも安い方であるとはいえないような非常に高い利息です。
勤務先や家族など緊急連絡先への取立てのおそれ
申込みの際,緊急連絡先として家族や友人,職場の上司など複数名の連絡先を聞かれます。
HP内には「基本的にご家族へのご連絡はありませんのでご安心ください」と書かれていて,誰にも知られることなく利用できるとの期待を持ってしまうかもしれません。
闇金業者が保証人不要と言いつつも緊急連絡先を要求するのは,取立てのための脅しとして使うためです。
返済が滞り始めると,友人や同僚・上司にも闇金から借りていることをばらすなどと脅してきたり,返済ができなくなると家族に立て替えて払わせようとしてくることがよくあります。
ある意味,関係者を人質にとられるかたちで返済を強要されることになりますから,安易に他人の連絡先を教えることは非常に危険です。
年金,生活保護受給中の方が特に注意すべき点について
この闇金は年金受給者や生活保護受給者でも利用可能となっています。
これらの方も定期的な収入があるものと判断され,融資の対象とされていますが,大概担当の役所などを聞き出される場合が多いです。
これには特に注意が必要であり,もし返済ができなかったり何かトラブルになると,聞き出された役所にイタズラの電話をかけられるおそれがあります。
一般市民のふりをして「あの人は収入が結構あるようだが,保護費を不正受給しているんじゃないか」などのニセのタレコミを入れるといったイタズラをする闇金もいます。
これは後々大きなトラブルになってしまう可能性がありますので,年金や生活保護受給中の方は,役所へのイタズラ通報をされるというリスクはとても深刻に考えておかなければなりません。
取引には多くの危険が。借入れは絶対におすすめできない
上記以外にも,この闇金と関わってしまうと様々なリスクが発生します。
例えばご自身の口座が凍結されてしまったり,個人情報を悪用されて架空請求などの詐欺被害に遭ってしまうなど,挙げれば切りがありません。
ソフト闇金をうたい優良業者であることをアピールしていますが,ヤミ金融という犯罪者であることに変わりはありませんし,実態はソフトでもなんでもありません。
見た目はソフトでも,実際に取引を始めると厳しい状況に追い込まれ,まったくもって安心できるような貸金業者ではないことがすぐに分かります。
ソフト闇金あいきんからの借入れは絶対におすすめできません。
もしすでに利用してしまっている場合は,できる限り早く弁護士や司法書士に相談し,支払う必要のないお金をこれ以上搾り取られないように対応してもらいましょう。